2024年2月20日
・宮城県の大崎市民病院の災害派遣医療チーム=DMATが、能登半島地震で被災した石川県の病院などで支援に当たった。19日に行われた活動報告会では、医師たちが患者の救急搬送時に直面した困難な状況などについて語った。
・派遣医師は、「すごく段差があると（救急車の車体が）上下動する。こんな状況のなか、患者を乗せて移動していた」と報告。
・大崎市民病院は1月6日から30日まで、石川県能登町の病院などへの被災地支援として、医師らによるDMATを2班派遣した。
・報告会では、派遣された医師や看護師ら12人が、災害現場での医療活動について報告。要介護の高齢者や避難所に馴染めない人が多く、一時避難所ではできない介護を提供する必要性が指摘された。
・被災地の道路が被害を受け、患者の救急搬送に通常の2倍から3倍の時間がかかったことも報告され、厳しい状況のなかで支援活動を行った。
・大崎市民病院は今後も支援の要請があれば、DMATを派遣する方針を継続する。
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