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2024/02/06 火曜日 | 行政,統計データ

都福祉局特設サイトの「有給取得率」グラフが不適切な加工で物議

2024年2月6日

・ 東京都福祉局の特設サイト「教えて! ハローキティ 福祉の仕事ホントのところ」に掲載された「有給取得率」の推移を示すグラフが、数字を良く見せるための不適切な加工がされている疑いが浮上し、批判が集まっている。

・ 物議を醸しているサイトは、都福祉局が介護施設や保育園、障害者施設などの福祉業界の働き方を紹介するためにサンリオのキャラクター「ハローキティ」とコラボしたものである。国のデータを基にした有給休暇平均取得率の2019年~2022年の推移を示したグラフが問題視されている。

・ グラフには2019年の取得率53.2%から2021年の58%、2022年の60.3%へと上昇している様子が描かれているが、目盛りのスタートが0%ではなく53%になっており、目盛り自体が等間隔でないことからSNS上で「詐欺グラフ」「印象操作が酷い」「最悪すぎる」との批判が相次いでいた。

・ さらに、「給与の推移」のグラフでも目盛りが0円スタートでないことや、目盛りが1万2500円刻みと詳細すぎる設定が問題視された。

・ 現在、グラフは目盛りが0%スタートの最新版に修正され、有給休暇取得率の目盛りは等間隔に、給与推移の目盛りは2万円刻みに変更されている。都福祉局担当者は取材に対し、「福祉の仕事の実態を分かりやすく伝えるために、国の調査結果をグラフにしたものだ」と説明し、「指摘があったため、見直しを図った。引き続き、わかりやすく、正確な情報を提供できるように努める」とコメントした。

 

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