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2024/01/15 月曜日 | 統計データ

認知症リスク、加齢による難聴が最大要因

認知症リスク、加齢による難聴が最大要因

2024年1月15日

・産業医で精神科医の井上智介さんによれば、高血圧や糖尿病、喫煙、飲酒よりも、認知症リスクが高いものは加齢による難聴であると指摘している。

・2017年に英国の医学雑誌『ランセット』の国際委員会が、加齢による難聴も認知症のリスク要因の一つであると指摘し、2020年には難聴が高血圧や糖尿病、肥満、飲酒、喫煙などの12の要因の中で最も大きなリスク要因であると発表された。

・難聴になると社会的に孤立し、会話への参加がおっくうになり、脳への刺激が減り、認知症のリスクが高まる。
認知症の最大リスク要因として、高血圧や糖尿病、肥満などの従来の危険因子よりも、難聴が特に大きな影響を持つとの報告がある。

・高齢になると、難聴の兆候が出始め、最初は高い音から聞こえにくくなる。特に子どもの声や女性の高い声などが聞き取りにくくなる。

・老親が難聴の兆候を示す場合、聞き返す回数が増え、会話がかみ合わなくなり、呼びかけても反応しない、会話中に前かがみになる、外出が減っているなどに気を付けることが重要。

・耳鼻科での検査や補聴器の利用を検討する際は、早めの対応が重要。補聴器の利用に抵抗を感じる場合でも、聞き取りやすい話し方やコミュニケーションを心がけることが大切。

・補聴器の適切な利用は、医師や補聴器相談医のアドバイスを受けながら調整する必要があり、早い段階での補聴器の利用は認知症リスクを軽減する一助となる。

 

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