2024年4月28日
- 西成区の一部の酒屋で「暴動ビール（西成ライオットエール）」が売られている。これは釜ヶ崎の障害のある高齢者たちの就労支援事業として注目されている。
- 釜ヶ崎はかつて労働者たちが暮らしていた街で、彼らは手配師から給料をピンハネされ、厳しい肉体労働に従事していた。
- 1960年代から70年代にかけて、ストレスが暴動として爆発したこともあった。これは「西成暴動」と呼ばれ、少なくとも二十数回に及んだとされている。
- しかし、現在は彼らも高齢者となり、生活保護を受けたり、ホームレス同然の生活を送っている。
- 介護事業を手掛ける株式会社「ｃｙｃｌｏ（シクロ）」が2008年に誕生。障害者の就労支援を行っている。
- この地域で事業をするのは簡単ではなかったが、軽度知的障害のある男性の提案で「暴動ビール」を製造・販売することになった。
- １日半で１本800円のビールが完売し、彼らは毎日のように飲み歩いているため、酒屋には様々なコネを持っている。
- この事業で人生が変わった人物として、戸山隼人（仮名、60代）が紹介されている。彼はクラフトビールの販売事業を行いながら、家族を養っている。
- シクロのクラフトビール事業は、2018年にインターナショナル・ビアカップで銀賞を受賞したことによって注目を集めている。
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