介護業界の様々な情報をまとめたデータベース

2024/02/29 木曜日 | 労務問題

介護現場で外国人介護士の活躍を期待、福井でワークショップ開催

2024年2月27

・介護の現場は人手不足が深刻で、2025年には37万人もの人材が足りなくなると予測されている。そこで、外国人介護士の役割が重要になっている。

・福井県では、2023年に県内の介護の現場で働く外国人が約470人になり、前年より70人ほど増えた。27日には、福井市で、県内で働く外国人介護士向けのセミナーが行われた。

・セミナーに参加したのは、県内の高齢者施設で働くタイ人の技能実習生14人だ。彼らは、日本で働き始めてから2年未満の20代の若者だ。

・国際協力機構JICAと技能実習生を支援する「ふくい外国人介護職員支援センター」が、セミナーを企画した。技能実習生たちには、日本での仕事のやりがいやモチベーションを高めることを目的とした。

・技能実習生たちは、まずジェスチャーゲームに挑戦した。日本語が分からないときにジェスチャーを使うことで、コミュニケーションがスムーズになることを学んだ。例えば、一人が頭をシャワーで洗うジェスチャーをすると、もう一人が「入浴?お風呂に入る」と答えた。

・次に、技能実習生たちは、自分の感想や気持ちの変化を書いた。日本に来たときや、介護の仕事を始めたときにどう思ったか、どう感じたかなどを書いた。

・参加した技能実習生の一人は「最初は日本語が上手ではなかったので、聞く勇気がなかった。今は聞く勇気がある」と書いた。

・参加した技能実習生の別の一人は「介護の仕事ができなかったらどうしようと思っていた。今は、介護の仕事に慣れた。腰が痛いけど…」と書いた。

・このセミナーには、もう一つの目的があった。それは、技能実習生たちに福井に残って働いてもらいたいということだった。

・参加した技能実習生の一人は「日本が好きなので、日本で介護士をやりたい」と書いた。

・参加した技能実習生の別の一人は「福井は静かで好き」と書いた。

・3月には、介護事業者も対象にしたセミナーが開かれる予定だ。県内では、介護人材の不足を解消するために、外国人介護士の活用に向けた取り組みが始まっている。

 

介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース

PAGE TOP