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2020/07/24 金曜日 | つぶやき

認知症ってのは、時間軸のずれ と 場所軸のずれ

認知症ってのは
精神疾患が原因を除く
90%ぐらいの方について
大雑把に言えば

・時間軸のずれ
・場所軸のずれ

と言える。

本人が理解できない状況が目の前にあって
それを必死に辻褄を合わせている状況。

これが理解できているかどうかで対応は変わる。

 

例えば

夕方になると家に帰りたがるのは

場所軸のずれ

知らない人の家にいて
親切にしてくれているけど
夕方だから
そりゃ、家に帰ろうと思うわけで。

時間軸のずれ

夕方なので、早く家に帰って家族に晩御飯を作らないといけないわけで。

 

例えば

自宅から、すぐに外に出ていなくなってしまうのは

時間軸のずれ
場所軸のずれ

意識が何歳の時に戻っているのか?
ということで
その時に住んでいた家じゃなかったら
ここはどこ?という状況なので
当然、家に帰ろうと思うわけで。

 

例えば

家族の顔を忘れてしまうのは

時間軸のずれ

意識が何歳の時に戻っているのか?
ということで
その時の家族の顔で考えるから

目の前にいる、大人の方々なんて、自分の子どもであるわけがないわけで。

配偶者も同様。
誰、この爺さんは???
となるわけで。

 

例えば

入浴を嫌がったり
脱衣室で暴れるのは

時間軸のずれ
場所軸のずれ

知らない人ばかりの
知らない場所で

笑顔の人に誘われて
ついていったら
いきなり服を脱がされるわけで。

そりゃ、抵抗しますよ。
暴れますよ。

家族でない知らない誰かと
一緒に浴室に入るなんて
ありえないわけですよ。

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